« 別に3 | トップページ | 徒然2 »

徒然

狭くて窮屈な部屋に、帰りたくないことがある。

一生続けなければならない、

至極つまらない雑務が待っているからだ。

茶碗洗い、洗濯、風呂掃除、ゴミ出し。

非生産的な仕事だと、最近ようやく認知した。

茶碗を洗うと、

きれいな茶碗と茶碗洗いをしなくていい事実が生産されるから、

今までは「生産的な仕事」だと思っていた。

でもこれは間違い。

茶碗洗いというは、

茶碗を洗うことの繰り返しを意味するのであって

そこに終わりはない。

きれいな茶碗があれば、必ず茶碗洗いが存在する。

洗濯も、風呂掃除も、ゴミ出しも同様。

自分の生み出す、これらの義務が

玄関のドアを開けると待ち構えている。

誰か(自分)に急かされるように、

雑務をこなす自分を想像したくない。

否定したい。

 

そんな時は、気の向くままに散歩をする。

あてもなく歩く。

今日は、駅を横切ってずっと西へ歩いてみた。

何にもとらわれない、自由な身分だ。

新しい道と眺めが、心地よい孤独をもたらす。

自分が自分であることを実感する瞬間だ。

自己に集中している。

誰もさわってはいけないし、入ってはいけない。

 

他人が入る隙間は、どこにも無かった。

|

« 別に3 | トップページ | 徒然2 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/63707/9255882

この記事へのトラックバック一覧です: 徒然:

« 別に3 | トップページ | 徒然2 »