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駄菓子

バイト先で、お菓子をもらいました。

駄菓子です駄菓子。

アイ ライク 駄菓子.

ということで、駄菓子が好きなんですけれども。

駄菓子に限らず、お菓子が好きなんですけれども。

うまい棒とか、キャベツ太郎とか、タラタラしてんじゃねぇよ!

とか、チューブに入ったゼリーとか、のしいかとか、ソーダラムネとか。

まだたくさんあるんですけど、

それらが箱に入っていて、その中からかのこマンは

すいかの形をしたマシュマロと、人参の袋に入ったポップライスと、

きび団子と、コーンポタージュ味のスナックと、ビンラムネと、プチプチチョコを

持って帰りました。

早速、きび団子を食べました。

久しぶりのきび団子。

おいしかったです。

駄菓子には夢がありますね。

選ぶ楽しみと、食べる楽しみと、しばらく食べずに眺める楽しみと

駄菓子で一杯になった袋を見るだけで幸せになりますね。

かのこマンの地元に、一件の駄菓子屋がありました。

昔ながらの引き戸をガラガラと開けると、

白い服を着たおじいさんが「いらっしゃい」と言います。

ガラスケースに、色とりどりの駄菓子がたくさん並んでいて

甘い香りが漂っています。

玄関口や壁の周りにも駄菓子が置いてあるので、

くまなくじっくり見て、買うんです。

200円払って、袋いっぱいの幸せをもらうんです。

あるとき、遠足で食べるお菓子を買いに行きました。

30分ほどかけて選んだお菓子は手にけっこうな重さがありました。

ワクワクしながらお店を出るとき、おじいさんが言ったんです。

こんなもの売ったって、何にもならん。

当時、小学生だったかのこマン思わず振り返りました。

それに気づいたおじいさんの奥さんが、

「子供のいる前でやめなさいよ」という目つきでおじいさんを

見ていました。

かのこマンちょっとがっかりしたのを覚えています。

袋の中の駄菓子がかわいそうに思いました。

そんな気持ちで駄菓子を売って欲しくないって、子供心に思いました。

せめて明日は、大事に、おいしく、味わって食べようと思いました。

 

引き戸と、ガラスケースがなくなって、

照明の明るい店内にはもう駄菓子達はいません。

自動ドアの向こうには、

贈答用のお菓子を買うお客さんの姿が見えました。

白いレジが見えました。

もうないんだなと思いました。

ワクワクもドキドキも甘い匂いもいなくなってしまいました。

 

両手いっぱいにもらった駄菓子は、バッグに入りきりませんでした。

袋をもらいました。

袋の中は、懐かしい駄菓子屋さんの匂いがしました。

遠くに聞こえる電車の音を聞きながら、きび団子を食べました。

 

幸せを一個、食べました。

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